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ハウスメーカーでの工事について

 


最近住宅ハウスメーカーでは、長期保証をする為のメンテナンスの一環として、ハウスメーカーでの塗りかえをすすめています。

これは、人口の減少ととに冷え込む事が予想されている新築工事の減少を、リフォーム事業で補填しようという考えからです。


これからの時代、『ハウスメーカー住宅はハウスメーカーで塗りかえ工事を行うのが普通』という時代がくるんじゃないかという予感がしています。
しかし、そういう中でも、塗りかえの工事は地元の塗装店に依頼して欲しいと思っています。



これを読むと 「どうせ直接の塗りかえ工事が欲しいんだろ」と思う方もいるでしょう。

たしかにそうかもしれません。綺麗事を言っても結局はこの流れを食い止めたい訳ですから、一緒だと思います。
しかし、本当に良い地元塗装店の仕事は素晴らしいという確信があります。
少しでもその事を分かってもらえたらなと思います。



■ハウスメーカーで行う塗りかえ工事と今の現状

ハウスメーカーでは長期の品質保証として5年・10年・15年といった具合に、保証期間を延ばすためのメンテナンス工事をすすめています。
これは、国で定められている10年間の瑕疵担保責任期間とは別に、メーカー各社が自社で長期の品質保証や躯体保証を行うというものです。
保証を延ばす為には一定期間毎の無料点検や有料補修を行う事が条件なんですが、この有償補修の時に防水・塗装工事等が含まれています。

一見分かりづらい話ですが、塗装店にとってみてはこれは大きな問題で、ハウスメーカーに塗りかえの決定権を握られる時代が来るんじゃないか??という不安を抱えています。

それでも『自分達が思う施工と品質のバランス』があっていればそれほど大きな問題じゃないんですが、今の現状はどうもそうではありません。

ハウスメーカーで行う塗りかえ工事は、地元塗装店が同じグレードの塗料を使った場合の工事で比較してみると、金額に約3割〜5割程度の違いがあります。(メーカーが割高)

「その程度の違いだし、あんまり大した事無いじゃないか。」と思う人もいるでしょうが、その工事の内容が問題なんです。



自分が知っているハウスメーカーでの塗りかえ工事では、工事発注の流れとして
ハウスメーカー→1次下請け→塗料メーカー→1次塗装店→2次塗装店
各種ハウスメーカーによって違いはあるでしょうが、最終的に塗りかえ工事を行う塗装店にいきつくまでには、間にかなりの会社が入ってきます。
そして最後の塗装店はかなり過酷な金額で工事を行っているので、塗装店はとにかく早く工事を終わらせようとします。

この、『高い金額を払ったお客さん』と『安い金額で施工する塗装店』の温度差がクレームを呼び、仕事の品質を下げ、どちらにとってもよくない工事になってしまいます。

もちろん工事後満足している方も大勢おられますが、全体的にみると塗装店の仕事の品質を落としていっているように思います。




じゃあ、何故それでもハウスメーカーに塗りかえを頼む方が多いんでしょうか。

ひとつに『ブランド名での信頼』
があると思います。
考えてみればそこで家を建ててるんだからよっぽどの事がない限り絶大な信頼がありますよね。
『品質保証の延長』も大きな原因の一つでしょう。
そもそも自分の家を建てた会社の事を一塗装屋が「こうですよ」「実はこんな事ですよ」なんて言ったって『なにいってんだ』で終わってしまいます。

『なんとなく塗装屋のイメージが良くない事』もあるんじゃないかな。
世間一般には『ハウスメーカーの信頼度』>>>『塗装屋の信頼度』みたいな感じだったり(苦笑)
塗装店ごとに仕事の質や金額が大きく変わるのも、不安感にに拍車をかけ、気軽に見積りを頼みにくい事につながっているんじゃないでしょうか。

一度相見積りを取るだけでも大分違うんですけどね。
一部悪徳業者の存在も「変な業者にあたるくらいなら安心できるハウスメーカーに。」という顧客を生み出しているんではないでしょうか。

『お客さん自身が塗装工事の平均を知らない。』事もありますね。

テレビや車などの大きな買い物は、購入前にかなり検討されると思うのですが、塗りかえというのは、大きな買い物にしては検討されづらいという現実があります。

実際に相見積もりをとり、自分に合う塗装店を選択した方は少ないのでは??

塗りかえは大きな買い物です。
車や家を買う様によく検討され、ぜひ相見積もりはとって頂きたい。
その中で、自分に合った『素敵な塗装店』に頼みましょう。


しかし、まぁ・・・



どうすれば塗装業は周りから信頼される存在になれるんでしょうか。

もちろん素晴らしい塗装店や職人さんは沢山おられます。
この『塗装』という仕事自体も、他の仕事と比べても劣っている所なんてありません。(せいぜい汚れて、寿命を縮める位です。)

この『塗装』の素晴らしさを分かってもらおうとするには、こうやって地道に伝えていくしかないんでしょうかね。


そういえば、『和風総本家』という番組があるんですが、その中に出てくる職人さんを見るといつも「かっこいいなぁ」と思っている自分がいます。
ああいうのを見て『伝統工芸士や職人になりたい!』という若い人が人が増えているみたいですね。

塗装職人も皆から憧れるような存在になっていけたらいいですね。(十分カッコいいけど)

塗装や塗料に対する理解と技術は奥深いものです。少なくとも自分はそう思っています。
今からの時代の荒波に負けないように、塗装業がこれから良い流れに向かっていけるように、自分も頑張ってみようと思います。
もし、この長文に付き合ってくれた方がいましたら、感謝致します。





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