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完全に趣味の話。自分の刷毛公開!!ということで

 


塗料(趣味)の話の第一弾が、自分の好きな刷毛の話になってしました。
しかも自分の刷毛の画像ばっかり(^-^;)

本当は『刷毛の歴史』とか『刷毛の種類』とか『刷毛の毛の種類』なんかを詳しく書くといいんでしょうけど、ここは趣味(自己満足)のページで、しかもその話はその内アップするという事にして、とりあえず自分の好きな様に書きたいと思います。


『それまで待てないよ』という人はどうぞ『刷毛』で検索してみて下さい。


さてさて。。

建築塗装の仕事をしている自分達に『刷毛』というのは切っても切れない存在です。
もっといえば塗装という仕事をする上では、自分の命の次に大切なものじゃないですかね。


仕事道具に対する考えも人によって違うでしょうけど
自分なんかは刷毛を手に持って『カッコいいなー』とか『この毛のまとまりが堪らんなぁ』とか
考えながら眺めてニヤニヤしてるんですが、刷毛って本当に魅力がありますね。


いきなりですがこれが自分のレギュラー待ちの刷毛ちゃん達です。






ん〜たまらん・・・


塗装職人はいわゆる「ペンキ」を塗るために使う刷毛を保存する容器、通称『刷毛壺』という物を持っています。

もちろん自分も持っているんですが、その中はレギュラーメンバーの刷毛でもう一杯になっているので、新しい刷毛を入れる空きがありません。
なのでこうしてレギュラー待ちの刷毛が増えていくわけです。

刷毛も使いこんでいく内に毛が消耗していき、使えなくなるまで『ちびた』刷毛は、仕上がった刷毛として別の刷毛壺に移し、木部等の細かい着色仕事が出た時に使います。

その空いた枠に入るために今か今かと待ち構えているのがこの刷毛ちゃんたちです。

ただ悲しいかな。ローテーションしながら刷毛を使っていると『ちびた』刷毛になるまで凄く時間がかかるんですよ。
僕の刷毛壺にも4年選手の刷毛がいるので、レギュラー待ちの刷毛を全て使うにはのはかなり先になりそうです・・・涙

でもいいんです。彼らは自分の『観賞用』としての役割を果たしてくれているので、今は『観賞用』その先は『実戦用』として活躍してくれるでしょう(笑)


ではでは、画像を見ながら刷毛の説明をしていきたいと思います。






まずは左下の4本。細い刷毛です。
これは『目地刷毛』という刷毛で、細かい部分や、細い箇所を塗る時に使います。
・下の2本が「好川産業」の「222」という刷毛で、金額は普通位。(一本350円位)使い心地もまぁ普通かな?という感じですかね。
普通で使いやすい刷毛ではあるんですが、ただちょっと、荒い作業に使うと少し毛がバサついてきてダメになりますね。

・その上の2本が「山富」の「別誂」という刷毛で、金額は「222」の倍くらい(同じサイズで680円)で使い心地は最高です。
毛のまとまりの良さ、毛質のしなやかさ、塗り心地、そして肌の美しさは、この目地刷毛にはどれも勝てないんじゃないかな。







目地刷毛の右にある右下6本の刷毛。これがユリックスという種類の刷毛です。

この刷毛は目地刷毛と同じように、細かい箇所や細い物を塗る時に使います。
目地刷毛と同じような用途で使いますが、筋交いタイプの形になので、目地刷毛よりも綺麗に仕上げる事が出来ます。

上から「Simada」の「小梅」・「好川産業」の「333」・「山冨」の「ユリックス用」です。

・一番上の「小梅」は多分「Simada」の刷毛だったと思います。材料屋さんに寄った時、気になったので一つもらいました。
まだ使っていないので使用感は不明です。

・その下は「好川産業」の「333」です。
・・・好川産業はネーミングがいまいちなんですよねぇ。。もっとネーミングが良ければもっと売れるんじゃないかなと思うんですけど。
好川産業の刷毛は平均点の刷毛が多いですね。飛びぬけて良くも悪くもなく。
画像は無いけど、過去に使った好川産業の「王冠」という刷毛は全体的にバランスが高かったです。

・その下の4本が「山冨」の「ユリックス用」で、使い心地は好川産業のユリックスより少し上かな?といった感じのバランスの良い刷毛です。
今のところ山冨のユリックスが一番が、色々な刷毛を使っていくともっと良いユリックス刷毛があると思うので、自分のユリックス刷毛探しはこれからですね。


話は変わりますが、このユリックス、山冨の刷毛なのに『山冨』の印がないんです。
山冨の刷毛を実際に見てないと山冨の商品か判断出来ないし、山冨の刷毛が売られてる事を知らない人もまだまだいるんじゃないかな。


自分が一番好きな刷毛メーカーの「山冨」という会社は倒産してしまい、材料屋が在庫で抱えている分しか山冨の刷毛がなくなりました。

倒産したのは自分が初めて塗装会社に入ってすぐの頃(でっちの頃)だったと思うので、刷毛に興味を持った時すでに、材料屋に山冨の刷毛はほとんど無かったです。

ですが、山冨の刷毛を使いたいというニーズが多かったようで、山冨の会社の親族の方が『山冨』の名前を買って、また刷毛の製造を始めたようです。
でも山冨の印を押さずに販売している販売店がこの辺りには多くて、自分も最初はどこの刷毛なのか分からずに印字の無い刷毛を買っていました。
色々な材料屋さんに話を聞いていく内に、山冨という会社の事が分かっていきました。

『山冨』の印字が入っている刷毛を売っている販売店もあるんですが、印字が入ってるだけで結構高いんですよね。
・・・でもその印字のカッコよさに負けて思わず買っちゃいます(^-^;)







左上の2本もさっきと同じくユリックス刷毛です。

同じユリックス刷毛でも使う用途が少し違うのであえて分けてみました。
このユリックス刷毛はすごく薄口(毛の厚みが無い)で、樋の裏など普通目地刷毛で横に擦らないと塗れない箇所でも、綺麗に塗ることが出来ます。
メーカーも不明で(倒産した会社だそうです。)在庫数も限られていますが、この刷毛、自分には必須刷毛なんです。これも探さないと。






さっきのユリックスの下の4本。
上から「山冨」の「王冠」・「淀」・「栄光」です。山冨の印字は反対側にあります。

・「王冠」ですが、この王冠という刷毛はもう無いんじゃないかな?倒産する前の山冨の刷毛なのでかなりレアだと思います。まだ在庫で持っている販売店があったので思わず買っちゃいました。
印字が凄い事に・・・高級刷毛なんだね。
今のところ使い心地は不明です。早く使ってみたい(^-^)

・「王冠」下の2本。「淀」は金額も高いですが(一本2600円位)使い心地も抜群。毛のまとまりが良く、毛先調子で毛のしなやかさ、塗り心地も最高ですよ。
袋から取り出した時の感動といったらもう・・・とにかく良い刷毛です。
あまりに良い刷毛なので大量に買ってしまいました。

・淀の下の刷毛は「栄光」です。ダメ込み用の刷毛なので、写真の1.5寸が一番大きいのかな?
淀より少し安価(1.5寸で一本1500円)で、毛のまとまりが凄いです。塗り心地抜群で、バランスが良く、とにかく毛質がしなやか。
この刷毛も袋から取り出した時の感動と、塗り心地の感動はとにかく衝撃でした。
初めて自分の刷毛を買ったのがこの「栄光」だったんですが、その衝撃があまりに凄くて、それから刷毛と『山冨』が一気に好きになりました。

栄光で塗っている写真がこちら






ん〜たまらんねー(^-^)






そして右上から4本の刷毛ですが、上から
インターネットで購入した「淀川」・「山冨」の「やっこ」・「好川産業」の「宇宙」・「大塚刷毛」の「銀閣」です。

・「淀川」はインターネットで販売されている刷毛で、しっかりとまとまりのある毛質で、使い心地はまずまずです。
インターネットの刷毛は届くまでドキドキしますけど、この刷毛は結構安価な割に品質が高くて良い刷毛でした。

・その下が「山冨」の「やっこ」です。これもしっかりまとまりのある刷毛で、感じは「淀川」に少し似てます。
この刷毛は腰がしっかりしているので、高粘度の塗料を塗る時や、キシラデコールなどの「しゃぶい」塗料を塗る時に向いてますね。
この刷毛は最初は少し使いずらいですが、使いこんでいく内に毛が馴染んできてとても良い刷毛になります。

・その下「好川産業」の「宇宙」。
好川産業の刷毛の中で最高級の刷毛じゃないでしょうか。(1本2600円位)
これは職人さんに頂いたものなので大事に使わないと。。次はこの刷毛をレギュラーにしようと思っていますが、まだ使ってないので使い心地は分かりません。
毛の感じは凄く良さそうですね。黄色味が強いので腰が強い刷毛なのかな?

・最後に「大塚刷毛」の「銀閣」。
大塚刷毛といえば言わずと知れた大手刷毛メーカーで、刷毛のシェアは日本一だと思います。
安価な刷毛から高級刷毛まで取りそろえていて、刷毛の種類の豊富は間違いなく日本一。安価な刷毛でも綺麗に塗れますからね。
この刷毛もかなり高い刷毛(1本2800円)だったので買うのをかなり悩んだんですが、結局買っちゃいました(笑)
ちょっと画像じゃ分かりにくいんですが、この刷毛は毛が銀色っぽくてカッコいいです。
柄の部分も他の刷毛に比べると少し細身でシュッとしてますね。使う日が来るのが楽しみです。

こういう話や、刷毛を買うのは完全に自己満足の世界なので興味の無い人にはつまらないかもしれませんが、いろんな職人さんと『刷毛の見せ合い』をしながら話をすると楽しいですね。


他にも過去にこんな感じで写真取ってたり(^-^)





完全に自己満足の今回の刷毛の記事はこれで終わりにしようと思います。


今度は刷毛壺の中の刷毛を公開しようかな。(興味ないかな??


追伸

[好川産業]好川純子様よりユリックスの件について教えていただきました。
ユリックスというのはもともと「ユリア樹脂塗料」を塗るために作られた刷毛のようです。
ある一定以上の年齢の方ならご存じな方もおられるかも!?

好川純子様
疑問を解消してくれてありがとうございましたm(__)m



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