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塗装用具の話 ローラー編

 



こんにちは。


今回はいつも作業に使っている塗装用具、「ローラー」を紹介してみようと思います。


ローラーは広い面積を塗装する場合に使用される塗装用具です。





塗装店にとって、ローラーはとてもポピュラーな道具で、刷毛に次いで使用される塗装道具じゃないでしょうか。

その分種類も沢山あって、ローラーの選定は塗装店によって違ってきます。






ローラーには色々な種類があり、そのローラーの選定は今まで使った経験や、ローラーの特徴、はたまた金額でどのローラーを使うかを決めていきます。


その中でも自分は好川産業のローラーを好んで使っています。



同じメーカーのローラー達です。

常にこれくらいは手元に常備しています。

一杯だ(^-^)






毛丈の長さも種類があり、ローラーの長さ(全長)にまで種類があります。
因みにこれは4インチ。


塗る物への用途により、毛丈やローラーのサイズを替えて作業を行います。


自分のローラーの歴史?の話を少しします。

僕は今まで好川産業のローラーである「マックローラー」をメインで使用していたんですが、このローラーが廃番になった為に他のローラーを探していました。

探し当てた現在メインのローラーは好川産業の「マイクロキューブ」です。

良いですよ。このタイプのローラーは。




マイクロキューブは「マイクロファイバー」を使用したローラーです。

マイクロファイバーを使用したローラーの特徴は「低飛散」で、通常のローラーと比べ塗料の飛散が極めて少なく、塗装時に出るミストの量が全然違います。

ただ、いくら飛散が少ないと言ってもゼロではないので、養生は同じように必要なんですけどね。


そういえば、マイクロファイバーを使用したローラーは以前からあり、大塚刷毛の「わかば」は、僕がこの業界に入った頃にはもうあったんじゃないでしょうか。
しかし、マイクロファイバーのローラーは、すぐにローラーの毛がヘタってしまうという欠点があり、塗装の効率が良くありませんでした。

飛散は少なくても作業が遅くてはあまり魅力がないですからね。
金額も他のローラーと比べると結構高いですし。。


そんな中、現在の「マイクロファイバーローラーブーム」を生み出したのは、「大豊刷毛ブラシ工業」の「虎シリーズ」じゃないでしょうか。

マイクロファイバーの「低飛散」という特徴を残しながら、抜群の含み・吐き出し。
そしてローラーのヘタリが少ないので、作業効率も良いときた。塗装業界(自分だけか?)にかなりの衝撃を与えたローラーです。


僕は「曽根塗装」さんのホームページを見てその存在を知った時は、衝撃を受けました。

最近は「虎シリーズ」の人気にあやかろうと、他のメーカーも含み・吐き出しの良いマイクロファイバーローラーを販売する様になりました。


虎シリーズの商品を真似た。という事で間違いないでしょうか。


その中で自分は好川産業の「マイクロキューブ」を使っているという訳です。

実は、虎シリーズ以外のマイクロファイバーローラーは一部商品を除き、どのメーカーの商品も同じなのでどのメーカーの商品でも良いんですが、パッケージが格好いい事(これ重要)と、以前からこのメーカーの刷毛を使っていて、馴染みのあるメーカーなので自分はメインで使っています。


えっ?


虎シリーズは使ってないのかって?



うーん。


当時は素晴らしいと思ったローラーですが、現在では他のローラーに見劣りしてしまいます。


そういえば虎シリーズの「黒虎」で塗装している写真がありました。


せっかくなのでのせてみます。




フィラー塗装中です。





・フィラーとは

いわゆる下地調整材の一種で、下地の凹凸を埋めたり、小さな巣穴などを埋める効果があります。
最近では主に微弾性のフィラーが用いられており、下地調整剤として主に外壁の下塗りに使用したり、粘度調整を行い、特有のパターン(柄)を付ける目的で使用されます。
特有のパターンも粘度によって変わり、ゆず肌、さざ波、スチプル等に分かれます。
ちなみに、フィラーの語源は英語の「fill」からきており、「fill」には「(容器・場所などを)いっぱいにする。満たす」の意味があります。
塗装には他にもサンディング・シーラー・プライマー等、語源=意味の用語が沢山あります。


まずはローラーにネタ(塗料)をタップリと付け、塗り拡げます。

最初の動作はWの形に塗り拡げる為、通称W塗りと言われます。






次に、大まかに塗り拡げた塗料を均一に塗り拡げます。

この作業は通称ムラ切りといわれ、最初のネタ付けが縦に塗り拡げたなら横に、横に塗り拡げたなら縦にムラを切ります。
今回の写真は最初が縦付けなので、横にムラを切っています。

また、この作業にはグイグイと外壁にローラーを押し当て、圧をかけて巣穴に詰め込んでいく目的もあるので、外壁の種類によってはとても重要な作業になります。






最後に仕上げていきます。
ローラーのミミ(スジ)を出さないように、注意して仕上げます。
最後の仕上げ向きは今回なら縦ですが、横で仕上げる場合もあります。
これは時と場合で変わりますが、ローラーの継ぎが出ないように考えていけば、大体職人同士同じ向きになるって訳ですね。
ローラーで塗装するのは楽しい作業なんですよ(^-^)



最後に。

ローラーでの塗装作業自体、とても楽しい作業です。
しかし、ローラーの選別から出来ると作業ももっと楽しいんです。

一重にローラーといっても色々なローラーがあります。

これからも、もっと色々な事を吸収して、これからも塗装を楽しんでいきたいですね。


ありがとうございました。



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